明日の運勢や恋愛の行方など、気になることをなんでも占ってみましょう。
占い方は簡単、誰でも手軽に周易占いが楽しめます。
占い方
- 10円銅貨5枚と1枚色の違う10円銅貨の6枚を用意する。
(1枚は裏表ともきれいに磨いておいたりして、他の5枚と区別できるようにしておく)
- 両手に持って2~3度振り、下から上に1枚ずつ順番に並べる。
- 下から上に並べられた10円銅貨には、必ず表と裏があり、この裏や表で卦爻を求めることができる。表と裏は自分で決めておく。
- 表=陽に当てる。 卦象(かしょう)は 陽爻(ようこう)という。
- 裏=陰に当てる。 卦象(かしょう)は 陰爻(いんこう)という。
・たとえば、下から上へ順に並べたら、図1のようになったとする。この6枚並んだ形を卦といい、卦は内卦(下から三番目まで)と外卦(下から四番目から六番目まで)の組み合わせから構成される。
・色の違った10円銅貨は爻を意味する。下から2番目にあれば、九二を得たことになる。(陽爻の場合は、各爻に「九」をつけて、下から順番に「初九」「九二」「九三」「九四」「九五」「上九」と呼ぶ。陰爻の場合は、各爻に「六」をつけて、下から順番に「初六」「六二」「六三」「六四」「六五」「上六」と呼ぶ。)
・これで占うために必要な卦爻が求められた。
図1の場合は「地天泰 九二」を得たことになり、この卦爻で占うことに対して判断を下すことになる。
- それでは、卦はいくつあるかというと、「当たるも八卦当たらぬも八卦」というように、内卦8×外卦8の組み合わせで64卦あり、そしてそれぞれに6つの爻をもっているので、爻の数は384あるということになる
8つの卦には次のようなものがあり、それぞれに固有の象(かたち)と意味を持っている。
1 乾・天の象。 大きい、進む、活動的など。
2 兌・沢の象。 溜まり水、和やか、飲食、お金など。
3 離・火の象。 明るい、赤い、認められるなど。
4 震・雷の象。 朝、音楽、動く、積極的など
5 巽・風の象。 従う、気に入るように合わせるなど。
6 坎・水の象。 流れる、落とし穴、妨害、セックスなど。
7 艮・山の象。 ゆっくり、急ぐことはだめ、止まるなど。
8 坤・地の象。 平凡、小さい、様子見をするなど。
- 内卦と外卦が1~8のうちの、どの番号の卦であるかわかったら、「64卦早見表」で得卦を調べる。内卦3(火)で外卦4(雷)ならばそれぞれの番号を結んだところが得卦となる。この場合は「雷火豊」という卦を得たことになる。次に「64卦の解説」に進み、その卦の爻を探す。色の違った10円銅貨が下から4番目にあれば「九四」の解説を読み、判断する。占い方は以上だが、占いたいことが複数あったら、1~4を繰り返して占う。
- 大切なことは占う的(まと)をしっかりと決めてから占うこと。占ったことはノートにつけておく。日付も入れとくといい。そして、結果が出たならば必ずコメントをつけること。後々、同じ卦爻が出たときの比較判断材料となる。
■便利な占い道具
八面賽(さい)2個(異なる色のものを使用して、内卦と外卦がわかるようにする)と六面賽1個(爻を表す)を使っても同じ。これだと持ち運びも楽なので、どこでも占うことができて便利。
八面賽(左2個)と六面賽
*八面賽は1個100円程度で販売しています。下記のサイトは参考です。当サイトとは全く無関係ということを踏まえてご覧ください。また、注文された場合の責任はいっさい負いませんのでご了承ください。
http://www.rakuten.ne.jp/gold/headwear/dice/dice-8side.html
64卦早見表
早見表で得卦がわかったら、下の得卦表から「64卦の解説」に進んでください。
得卦表
運勢の占い方(日筮、週運、月運)
●週運の占い方
はじめに、伯典本舗で実践してきた今週の運勢(週運)の占的の立て方をご紹介します。占的は次の7項目です。
(1)運勢=今週1週間平穏に過ごせるように
(2)仕事運=仕事がスムーズにいきますように
(3)健康運=病気やケガなどをしないで健康に過ごせますように
(4)恋愛運=いい出会いがありますように
(つき合っている人がいる場合は、もっと仲良くなれますように)
(5)家庭運=家族みんなが平穏に過ごせますように
(6)不慮運=思わぬいいことがありますように
(7)方針=上記6つの占的に対する方針を立てます
もちろん、これらすべてを占う必要はありません。家庭を持っている人には恋愛運は不要でしょうし、逆に独身の人には家庭運はあえて占わなくてもいい項目かもしれません。結婚を希望している人ならば結婚運をプラスしてもいいでしょう。また、自営業の方には仕事運より事業運とした方がぴったりします。財運という項目をプラスしても面白いかもしれません。この場合は「入るお金が多く、出るお金が少ないように」が占的になります。
占的が決まりましたら、あとは「占い方」を参考にして一つ一つ占筮していきます。欲をいえば、このときに伯典の著書である「周易小辞典」か「周易八卦九星法」をお手元にご用意いただくと、より詳しく判断ができて便利です。占う道具もコインよりも八面賽(さい)2個とサイコロがあると早く確実に占筮することができるのでおすすめです。
●日筮をとるメリット
毎月の運勢も週運と同じ占的で占筮します。こうして、毎月の運勢と毎週の運勢を占えば、ほぼその週やその月の注意点や重要項目が見えてするはずですが、さらにおすすめなのが毎日の運勢を占う「日筮」です。占的は「今日一日平穏に過ごせるように」で、あわせて方針占も立てるといいでしょう。こんな面倒なこと毎日やれるかと思われるかもしれませんが、やってみると数分ですむことで実に簡単とわかります。毎朝占うのが面倒な方は前の日の晩に、「翌日一日平穏に過ごせるように」として占っておけばいいのです。
大切なことは、占ったことは必ずノートにつけておき、占った期間が終わったら結果を記入しておくことです。日筮をとることをおすすめしたのは、実は、この方法が一番易の上達に役立つからです。一日という小さな単位ですが、その中には周易64卦を判断するうえで参考になる事例が凝縮されています。日筮をとるということは、そうした凝縮された事例を毎日蓄積していくことに他なりません。この積み重ねをしていくうちに、卦爻のもつ意味や、卦爻に対する判断が磨かれていき、最終的には、その人ならではの周易が確立されることにつながります。
●周易ライフを楽しみましょう
いかがですか。日筮、週運、月運をご自分でも占ってみませんか。期間が長くなるとそれだけ判断にも気を使うことになりますが、得られた卦爻の示すところをより強く実感できるので、周易の醍醐味もより満喫できるようになります。なお、1年の運勢を占う年運の場合の占的も週運と同じです。占的を自分の必要に合わせて自由にカスタマイズして、ぜひ周易ライフをお楽しみいただけたらと思います。