カレンダーは残り僅か1ページ。一年が過ぎるのは本当に早いと、改めて実感している今日この頃です。今年で一番印象に残っているのは、いまだ停戦の道筋が見えていないイスラエルのガザ侵攻など世界情勢のこともありますが、やはりほとほと手を焼いた異常気候のことでしょうか。夏の暑さのときはもちろんですが、11月の終わりになった今も、半袖でOKの日があったかと思うと翌日には12月下旬並みの寒波が襲来するなど、まるでジェットコースターのような気候の変動に翻弄される日々が続いています。周易では、季節が時をたがえることなく訪れることから、約束を守る、やるべきことはしっかりやるなどの教えを説きますが、ここ数年の気候の異常ぶりを体験してしまうと、地球の温暖化など環境破壊のことにまで心配が及んでしまいそうです。12月の易には「地来復」という卦がありますが、「復」は一陽来復のことで、これは一般的に使われている表現なのでイメージがつかみやすいですね。冬が去り、春が来る、そこから、悪いことばかりあったのがようやく回復して善い方向に向かっていくという意味になり、周易では、穏やかなうちにじっくり進む強さがあると判断します。復縁や復職を占ったら間違いなく吉、しかし急ぐことや準備不足で何かをやってもうまくいかない。それがじっくり進むというところの強さであり、「地来復」の特徴といえます。さて、来年はどんな一年になるのでしょうか。一陽来復のように、急がなくてもいい、じっくりと少しでも生活が世間が世界がよい方向に改善する、そんな一年になればいいなと改めて思います。12月のあなたの運勢を掲載しました。さあ、師走のラストスパートです。風邪などに気をつけて頑張ってまいりましょう。
12月のあなたの運勢 http://hakuten.net/?p=3165
1年ほど前のことになりますが、父である横井伯典に名前をつけてもらったという方から連絡をいただきました。いまやその方は成人をしていて、もうじきお子さんが誕生する予定ということで、ついては名前をつけてもらえないだろうかという依頼でした。父が名前をつけたご縁で、新しい世代を担う子の命名を依頼されたことに、何度もいただいたメールを読み返しながら感慨がひとしおになりました。脇目もふらずに易に取り組んでいた父の仕事が、こうして息子である私につながることへの驚きと、父がやってきた仕事への矜持のようなものを思わずにいられなかったからです。親子にわたって命名を依頼されるとは、易者という仕事も、なるほど息が長く、ご縁のつながる仕事なのだなと改めと思いました。さて、11月です。旅行やおしゃれ、スポーツやグルメなどに最適のシーズンになりましたが、そんな楽しみいっぱいの季節の特色を反映してなのか、11月の易には「兌為沢」(だいたく)という卦があります。兌為沢の卦得は「悦ぶ」です。食べ物、おしゃべり、金銭、家族の団らん、仕事のやりがいなど、すべての楽しみや楽しさはこの「兌」によって表されます。利益を占ったら株価があがるなどきっとうれしいことがあります。今日のデートを占ったらおしゃべりの弾む楽しい時間が持てそうです。紅葉も見ごろを迎える実り豊かな季節の到来、ぜひ兌為沢に表されるような、思い出に残る楽しいひと時が満喫できることを期待したいものです。11月のあなたの運勢を掲載しました。お楽しみいただければ幸いです。
11月のあなたの運勢 http://hakuten.net/?p=3044
使っていたノートパソコンがいきなり故障しました。スイッチを押しても電源が入らない状態で、修理に出すと2万円以上かかるとのことなので、8年以上使用して一応減価償却したと割り切って、新しいものを購入することにしました。ネットでの購入も考えましたが、今回は店舗での購入を選択。売り場の係員に使用目的をつたえて、疑問点なども確認してから、10万円程度の機種を選びました。帰宅後、早速使用できるように設定をはじめましたが、驚きました。いまのパソコンは電源を入れてから、画面の表示通りに進んでいくと、ハイッ、出来上がりという便利さなのですね。以前のときはCD-ROMを使用してソフトをインストールしたり、メール設定などに四苦八苦したという記憶がありますが、今回は不明な点はサポートに電話することで、あっという間に解決し、実に快適に短時間で設定を終えることができました。この日はほかにもヤフオクで落札し、支払いを済ませたにもかかわらず、配送予定日を過ぎても到着しなかった商品が受け取れたり、また、新しい仕事の依頼をいただいたり、プライベートでも楽しいことがあったりと、なんだかウソみたいとでも言いたくなるような好調な一日になりました。ちなみに、この日の日筮は、「地沢臨六五」(ちたくりん りくご)です。地沢臨はプラス要素となる陽爻がマイナス要素である陰爻を押しやるときなので、運気の上昇が期待でき、希望が通るという見方をします。そのめでたいご宣託のとおりの一日になったわけですが、長年日筮をとり続けていますが六五を得た回数はほんの数回に過ぎません。そして六五の日は予定していたことをすべて終わらせることができたなど、やはり好調日が多いようです。実はこの何か月もの間、日筮を含めて月運なども目を覆いたくなるような得卦ばかりだったので、地沢臨六五というめでたい日筮を得たのを機に、多少でも運気が上向いてくれたらいいなと願うばかりです。さて、10月です。行楽にレジャーにスポーツに、そしてグルメやファッションにも最適のシーズンが到来しました。 実りの秋にふさわしい、充実した一日が満喫できるといいですね。10月のあなたの運勢を掲載しました。お楽しみいただければ幸いです。
10月のあなたの運勢 http://hakuten.net/?p=3028
9月の易に、「地火明夷」(ちかめいい)という卦があります。「夷」(い)とは、傷つく、という意味で、火=明るさが地下に押しとどめられることから、正しいことでもいまは主張が通らないことを意味します。実はこの卦、暴君といわれた殷王朝の紂王(ちゅうおう)、そしてその紂王を倒して周王朝を起こした文王の史実をもとに書かれたものなので、その内容には切迫したものがあります。暴君のもとで生き残り、紂王を倒すという本懐を遂げるために自らの明智を隠し、紂王に従順に仕えた文王、すなわち正しい主張が通らない、傷つけられる、そういうとき人はどういう考え方や態度をとればいいかを説く卦が地火明夷です。嫌な上司のもとでも働かなくてはならない、健康診断で思わぬ病気が見つかったなど、こんなことは世間ではざらにある話でしょうが、当事者としては、これはこれでつらいものがあるにちがいありません。地火明夷にはもう一人、紂王の叔父にあたる箕子(きし)の話も登場します。箕子は頭脳明晰で、政治的な手腕にも優れた人でしたが、紂王の贅沢さ( 酒や肉がふんだんにある 最高に贅沢な宴会に興じ、ここから「酒池肉林」という言葉も生まれた )を諫めたことが災いし、生死をさまようような危機に置かれましたが、狂人のふりをして紂王からの殺害を逃れ、最後には自らの志を遂げました。このときの箕子の生き方も自らの知恵を隠して、来るべき時に備えるという地火明夷の非常時の心得を語っているといえます。明を夷(やぶ)る卦の終わり(上爻)では、命を落とし地中に埋められる紂王の末路が語られます。これらは紀元前11世紀の話ですが、処世の在り方として地火明夷は、現在でも立派に通用する戒めの言葉に満ちた卦なのだと思います。さて、9月です。夏の疲れは残っていませんか。英気を養って、また元気よく、次の一歩を踏み出したいものです。9月のあなたの運勢を掲載しました。ささやかですがお役に立てていただければ幸いです。
9月のあなたの運勢 https://hakuten.net/?p=3012
8月には、「火水未済」(かすいびせい)という卦があります。周易六十四卦の最後に来る卦で、「いまだならず」というのが卦の意味です。つまり、未済は未完成であることをいいますが、易の魅力的なところは、未完成ということに未来への発展の余地があるという希望を持たせていることです。周易六十四卦三百八十四爻(各卦にはそれぞれ6つの爻があるので、64卦×6爻=384爻)の最後に当たる火水未済の上爻(じょうこう)には、こう記されています。「飲食に孚(まこと)あり。咎なし」。その言わんとするところは、未済という未完成で、不安定なときが終わろうとしているからといって (上爻は初、二、三、四、五と位をあげてきて未済の終わりを告げる最後の爻) 、今すぐ安定さを狙って行動するのは、時期尚早で、必ず失敗する。しからば、こういう時は酒でも飲んで人生を楽しみ、天命に任せようというのです。人生には、こういう間を入れるというかひとつ身を引いて、来るべき人生とはなにかに思いを巡らすようなときが必ずあると思います。私事になりますが、職を辞したものの、まだ新しい仕事がうまくいかずなにをやっても焦るしかなかったとき、この易の懐の深さと上爻のいわんとすることにずいぶん救われたことを覚えています。さて、8月です。先日、6回目のワクチン接種をしてきました。世界を席巻したあのコロナ狂騒曲はいまいずこ、というぐらいにコロナ感染状況は沈静化してきましたが、ワクチンを打つことのデメリットも思い当たらなかったので、転ばぬ先の予防と思って打ってきた次第です。8月のあなたの運勢を掲載しました。海へ山へ、旅行や帰省と楽しみがいっぱいですが、今年の暑さはひとしおです。くれぐれもご自愛の上、夏休みを満喫してください。
8月のあなたの運勢 http://hakuten.net/?p=2993
鬱陶しい梅雨が明けると、暑さが束になって押し寄せてくる夏の到来です。毎年のこととはいえ、頭上から降り注いでくる日差しの強さには閉口するばかりですが、夏の気温について調べてみると、6月から8月の平均気温は、100年で約1.5℃上昇しているそうです。これが都心となるとヒートアイランド現象などによる影響で、東京は同じ時期で約3℃も上昇しているといいますから、道理で暑さが毎年身に応えるわけです(もし体温が3℃も上昇したら大変な騒ぎですから、これはすごい出来事が起きていると考えた方がいいと思います)。こうした気温の上昇はもちろん地球の温暖化とも関係しています。年々、猛暑日が増えているのもその証左の一つで、世界においても気温は毎年上昇していて、それに伴う異常気象の発生も大きな問題としてクローズアップされています。周易がつくられたころにおいても、気候の変動をどう見るのかは社会の在り方を左右する大変重要な要素だったはずで、たとえば農作物の出来いかんが国家の存亡に関わる一大事だったというのも想像に難くないところです。周易はそうした気候を占ううえでも大きな役割を果たしていたといいますが、確かに政治の在り方、君子としての使命、人としての在り方などを説く処世の知恵の書というだけでなく、周易六十四卦がすべて自然現象の変化に基づいて書かれたものであることから、自然とともに生きる世界の在り方が語られた哲学の書としても読むことができると思います。天、沢、火、雷、風、水、山、地の八卦と八卦が組み合わされて六十四卦がつくられ、自然の中で果たすそれぞれ八卦の役割が持ち味となり、この世界の真理を紐解くべく六十四卦が形作られているからです。さて、今年も厳しい暑さが予想される7月。どうやってクールに乗り切りましょうか。7月のあなたの運勢を掲載しました。まずは熱中症に気をつけて健康に過ごしたいものです。
7月のあなたの運勢
http://hakuten.net/?p=2974
早いもので、もう6月です。6月といえば、父の日などが思い浮かびますが、年頃の女性にとってはジューンブライトが一番の関心事になるかもしれません。周易でいえば、結婚するうえでの吉卦といえば「風山漸」(ふうざんぜん)になるでしょうか。漸は漸進する、つまりゆっくり進む、現在の居場所を確かめながら次へ進むことをいい、卦辞(かじ=判断のもとになる言葉)には「女(じょ)帰(とつ)ぐに吉=娘が嫁ぐに吉」とあります。周易がつくられた当時は、婚礼はそれ相当の手順を踏んでゆっくりと穏やかに進めるのを良しとして、無理のない正しい結婚は立派な家庭をつくり、立派な家庭ができれば国家も安泰につながると考えられていたのでしょう。現在は昔のような縁談話は影をひそめて、マッチングアプリによる出会いが縁となって結婚するケースが増えていると先日の新聞で読みましたが、こうした出会いが結婚につながるかを占って風山漸を得たら、きっといい縁ができるといえそうです。もちろん、知人の紹介や合コンなどについても同じでしょう。それほど結婚にぴったりの卦が風山漸ですが、病気などを占った場合でも、だんだん良くなるという見方をします。各爻(ひとつの卦には初爻から上爻まで6つの爻がある)によっては結婚や病気を厳しく見るものもありますが、卦全体の持ち味としては、急ぐことにはご法度、手順を踏んで確実な歩みを進めるべしということになると思います。ロシアによるウクライナ侵攻は終着点が見えず、電気料金はさらに値上げ、コロナにひと段落ついたかと思ったら、今度はインフルエンザ騒動など、まだまだいろいろ日常を取り囲む心配事はありますが、せめて皆さんの毎日が風山漸のように穏やかであれば幸いです。6月のあなたの運勢を掲載しました。大谷翔平の活躍を楽しみにしつつ、今月もエッコラサで乗り切っていきましょう。
6月のあなたの運勢 http://hakuten.net/?p=2960
いま世界的に注目を集めているインターネットサービスの一つに、対話型AI(人工知能)サービス「チャットGPT」があります。チャットGPTにリクエストを入れると、人間が書いたような自然な文章をつくってくれるという優れもので、すでにご存じの方も多いと思います。ちなみに、2022年11月に公開されるや、わずか2か月間で利用者は1億人を突破したといわれ、日本では教育現場をはじめ、行政機関などあらゆる分野での活用が検討されています。そこで、 チャットGPT がどのようなことができるのか、論より証拠、 実際にこのサービスに登録(無料)し利用してみました。チャットGPTにリクエストした内容は、「周易の本を書いたい」。すると入力するや否や、本を書く上での要点を次々と箇条書きにして、見事なレジュメがあっという間に提示されました。その間、30秒もかかっていないのではないでしょうか。これを人間が資料を紐解きながら書き上げるとすると、専門家においても、アイデア出しから含めれば最低でも半日以上かかるはずです。そして憎らしいことに、チャットGPTの回答の冒頭には「周易の本を書くことはとても興味深く有意義なことですね」と、こちらのやる気までくすぐるコメントをのたまってくれました。しかし一方では、その優れた利便性とは裏腹に、情報を膨大なネットから収集してくることから、機密漏えいや著作権侵害の恐れにつながることなども指摘されており、諸手を挙げて歓迎されるには、まだ解決しなければいけない課題がいくつもあるようです。こうしたさまざまな評価、評判が相交差するチャットGPT の現状を、5月の易に当てはめてみると次のようにいえるかもしれません。5月の易には、「離為火」(りいか)「乾為天」(けんいてん)「艮為山」(ごんいさん)などがありますが、まずチャットGPTがもてはやされているのは、質問内容に即座にわかりやすく応えてくれるという意味で、火の明るさ=不明な点を照らすことから、頭脳明晰や明察などを象意とする「離為火」が当てはまり、誰もがその利便性に驚愕するのは、これまで経験したことがないような先進性を実感できるからなので、このことには龍のごとく力を振るい前進することを卦徳とする「乾為天」を当てはめるのがふさわしいように思います。一方、チャットGPTの課題となる部分でいえば、世界のあり方を革新的に変化させるといわれるその未知数の部分を踏まえると、古い秩序を壊して激変をもたらす土性の象意をもつ「艮為山」が当てはまり、この卦にはとどまるという意味もあるので、チャットGPTを安心して使うにはまだ時間や検討が必要ということも暗示しているといえます。さて、ここまで世界的に話題と喧騒を巻き起こしている先進的ツールは、これからどのような使われ方をされ、さらにどのように発展していくのでしょうか。楽しみでもあり、不安でもあり、というところでしょうか。5月のあなたの運勢を掲載しました。GWもあります。ぜひ楽しい一か月にしていただけたらと思います。
5月のあなたの運勢 http://hakuten.net/?p=2938
新年度が始まる4月。入学や入社、あるいは転勤や人事異動などで新しい門出を迎えた方も多いと思います。定年退職で第二の人生が始まるという方もいるかもしれません。桜咲く季節を迎えるこの時期は、変わらぬ日々の中にも新しいページが開かれるようで、気分が一新されます。周易には、日々に終わりありという発想がなく、一つの物事が完成すると再び新しい物事の生成がはじまるという、無限循環の考え方によって構成されています。これは周易の「変易(へんい)」という考え方ですが、また一方では「不易(ふえき)」という考え方ももっています。変転する社会にも変わらない法則があるというもので、たとえば春夏秋冬の訪れや、生と死などです。また難解な問題に見えても、突き詰めれば、簡単な法則性が流れているとする「易簡(いかん)」という考え方もあり、以上3つの意味を含んで周易は成り立っているとされています。これらを簡単にいってしまえば、変転する世の中の動きの中にも変わらぬものがあり、複雑なことも簡単に考えてみれば解決することも多いよ、とでもいうことになるでしょうか。宇宙観など哲学的な要素も含んでいて、何やら難しそうな周易の構成ですが、日常で周易を楽しむ私たちには、いま3つの意味を簡単にまとめたように、毎日の生活の中で使えるようにアレンジすれば十分だと思います。あれこれ厄介なことに巻き込まれたら、元に戻って簡単に考えてみる、常識に照らし合わせて検証してみる。また物事が完成したことで終わりとせず新たな目標をめざして進んでいく、そして世の中にはいつの時代にも変わらぬ愛情やさまざまなみ営みがあるように不変の法則がある、という具合に日常のこととして考えてみれば、「易簡」や「不易」「変易」の考え方も身近なものとして納得できるのではないでしょうか。新年度を迎えて、これから楽しいことばかりでなく、自分一人では解決できないつらいことにも直面することがあると思いますが、そんなときにはいまご紹介した周易の考え方を貫く3つの意味を、直面している課題と照らし合わせてみてはいかがでしょうか。きっと何か問題解決のヒントが得られるのではないかと思います。4月のあなたの運勢を掲載しました。新年度、いいスタートが切れることを期待しています。
4月のあなたの運勢 http://hakuten.net/?p=2926
ロシアのウクライナ侵攻がはじまって一年が過ぎました。ロシア・ウクライナ双方の兵士、民間人あわせた死者は30万人を越えたといわれるこの戦争に、いまだ終結の道は見えていません。専門家によると、ロシアのプーチン大統領は侵攻から一週間程度で当初の目的が達成できると考えていたといいます。その目論見がいかに甘かったか。そしてウクライナの国家としての独立を守る気概がいかに高いかを、いまこの戦争は物語っているように思います。そして戦況はますますエスカレートし、一般人を巻き込んだ犠牲者は増え続ける一方です。この不条理な戦争はいったい、いつ終わるのでしょうか。3月の易のひとつに、「雷天大壮」(らいてんだいそう)という卦がありますが、いまのウクライナの状況を周易に当てはめるとすると、この大壮がふさわしいように思います。大壮とは、「大いに壮(さか)ん」という意味で、雷と天がお互いにタッグを組んで暴れまわるのですから、勢い盛んに進む、恐れるものがない状態をいいます。いわば思い通りにやれるときであり、希望は通り、結果は吉という判断ができますが、しかし吉を得るためには条件をつけることを、易は忘れません。その条件とは、自分の利欲のためとか、自分の都合だけを考えて行動しないということで、そうした無理強いをしたら、勢いが盛んなときだけに、きっと後戻りができなくなり後悔する、何の利益もなく暴走に終わる、としています。雷天大壮の上爻は、その状態を「猛進した牡羊が垣根に体を突っ込んで退くことができなくなる。利するところなし」といいます。ウクライナ侵攻を甘くみて猛進し、いまや引くに引かれなくなったプーチン大統領は、まさにこの上爻の状態にあるといえると思います。さて、3月です、どんな一か月になるでしょうか。3月のあなたの運勢を掲載しました。新しい期待に胸ふくらむ、春にふさわしい出会いや楽しい時間とめぐり合えるといいですね。
3月のあなたの運勢 http://hakuten.net/?p=2912
周易をこよなく愛し、易者人生60年を全うした横井伯典の偉業を紹介するとともに、 伯典流周易の楽しさを広めることをめざしたホームページです。