7月のあなたの運勢、を掲載しました。

人間万事塞翁が馬、といいます。塞翁の馬が逃げ出したが、北方の駿馬を率いて戻ってきた。喜んでその馬に乗った息子は落馬して骨を折ったが、ために戦士とならずに命長らえたという故事で、人生は吉凶・禍福が予想できないことのたとえとして使われます。ここに登場する塞翁は占いをよくする人だったそうです。逃げ出した馬が駿馬を引き連れて戻ってきたときには「これは不運の兆しだ」とし、息子が骨折した時には「これは幸運の前触れだ」と答えます。これはこれで占いが見事に的中したことになりますが、しかし、それでも不運が起こることは防げなかったという事実は残ります。この塞翁が馬の故事を読んで改めて思うのは、伯典流周易を実践するうえで欠かせない分占法という占い方についてです。伯典は、他の易者が占いの対象に対して一筮(=いちぜい、1回の占い)で観ることに疑問を持ちました。確かにそれが的中することもあるが外れることも多い、しかも的中はしたがそれによる弊害を見落とすことがある、そんな瑕疵(かし)が伴うようでは相談者の悩みに答えたことにはならないと考えました。例えば、利益を占うとします。一筮で観た時には利益があるかどうかしかわかりません。利益を出すために健康を害するかもしれないし、家族同士が不仲になるかもしれない。要はその人の人生を基本としてその人の運勢を総合的に判断すべきとしたのが伯典の生み出した分占法でした。塞翁が馬の故事には抜けていた、結果がもたらすあざなえる吉凶・禍福を少しでも予測することができないかと思い至って考え出した筮法といえると思います。さて、ウイズコロナ、世界情勢の激変に伴う物価高、地球温暖化による異常気象など、これまででは考えられなかったような難しい課題が山積する現代。せめて自分の日常を守る術ぐらいは持っていたいと思います。気分転換につながるエクササイズ、明日への活力がわく旅行、感動をもらえる映画や観劇など、独自の楽しみをもつことが大切に思います。周易もそんな楽しみの一つとして皆さんの日常で役立てていただけたらと思います。日筮や月運、年運をとったり、競馬を占ったり、当たる当たらないで一喜一憂すれば、毎日がきっと生き生きと輝いてくるはずです。7月のあなたの運勢を掲載しました。記録的な猛暑が続く毎日、どうぞご自愛をお願いします。

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