新年明けて間もないというのに、大地震のニュースが日本列島を駆け巡りました。元旦に発生した能登半島地震は日を追うごとに被害の様子がわかってきて、当初伝わってきた規模をはるかに上回る惨状に目を奪われました。周易で地震というと、「震為雷」という卦があります。これは八卦のうちの一つである震が二つ重なった象(かたち)をなしており、文字通り、大地震などで発生する自然の力や脅威をイメージして、判断がなされます。すなわち、「震の来(きた)るときげきげきたり」。フォントがないので平仮名で失礼しますが、「げきげき」とは恐れてあたりを見回すという意味です。地震は前ぶれもなしに突然動き出す。人々は慌てふためきます。こうしたことから、震為雷を得たときは震雷に当たるものは何かを考えますが、相当に激しく、厳しい作用を伴うものなので、起こる出来事に甘さや甘えは通じない、慎重に対処が必要とみます。また、声があって形のないのが震雷なので、話だけで実がないとか、詐欺に注意という判断もします。今回の地震のニュースでは、これだけの大変な事態にもかかわらず、被災者の弱みにつけこんだ悪徳商法や窃盗などが横行しているといいます。東日本大震災のときは心ない風評被害に地元の方たちは悩まされました。震為雷の卦辞(卦につけられた言葉)には「げきげき」に続き、こうあります。「笑言あくあくたり」、 危険が身に迫ったときは恐懼して身を慎むべし。そうすれば地震で味わった苦労も笑いとなり、きっと福が来るだろう、と。現地には断水している地域や再開のめどが立っていない施設がまだまだあると報道されています。これだけの災害です、元の生活に戻るには多くの時間を必要とするはずですが、それでもこの苦難を糧として、これまで以上に素敵な暮らしが再建されることを願うばかりです。2月の運勢を掲載しました。いつもの年より、春の到来が待ち遠しい今日この頃です。
2月のあなたの運勢 http://hakuten.net/?p=3240