11月のあなたの運勢、を掲載しました。

今年もあと2か月を残すだけになりました。秋は一年の中でも暮らしのどこかに落ち着いた自分の時間が持てるシーズンであるはずなのに、今年はなぜか心があまり浮き立たないのはなぜでしょうか。やはりロシアのウクライナ侵攻をきっかけとする世界情勢の一変が世情に大きく影を落としていることが原因のような気がします。生活への直接的な影響としては物価高があり、電気代や食材の高騰にはほんとうに驚かされます。そしてそもそも核兵器の使用などという恐ろしく物騒な話がまことしやかに持ち出されていることや、およそ国民から支持されない徴兵制の導入によって戦闘経験もない若者が戦地に送り込まれる大義のない戦争の有様などを目の当たりにすれば、せっかくの秋の到来なのに楽しむ気持ちも萎えてしまうというものでしょう。先日、雷地豫(らいちよ)という卦を読み返していたら、卦の解説をする彖伝(たんでん)にまさに言いえて妙という箴言がありました。雷地豫の卦得は「悦び楽しむ」ですが、その卦辞(卦につけられたことば)には「侯(きみ)を建て師(いくさ)を行(や)るに利あり」とあります。悦びや楽しみを手に入れるためには戦争も辞さないというわけですが、なぜ戦争をすることが悦びや楽しみにつながるのか。それは領土の奪い合いが絶えなかった昔の中国では、個人の悦びや楽しみを手に入れるためには、まず国としての悦びや楽しみ=豊かさを実現しなければならず、その大義を具現化するために戦争もやむなしとしたからですが、しかし彖伝はそのことについてこう説くのです。「天地は理に順(したが)って動く(理に順う=地、動く=雷)。ましてや軍隊を動かすといった人間のしわざは、理を無視して好き勝手に行っていいはずはない」。戦争を行うということは、誰もが納得する理のある戦いでなければならない。理のない戦いを為政者が好き勝手に行うようでは、命をかけて戦う国民は納得するはずはなく、そんなやり方では国民の豊かさも手に入れることができないというのです。何千年前の古代の時代においてさえ、戦争することの是非を厳しく説き、国民の総意なき戦いが人々の豊かさの実現につながらないことを熟知していたことに驚かされますが、この言葉を読み返した時、これらはまさにロシアのウクライナ侵攻のご都合主義の大義と為政者の思慮のない愚かさを言いえているように思えた次第です。また同時に古代よりいまに至るまで飽きずに戦争を続けてきた人間の歴史についても考えずにはいられませんでした。さて、11月。今月のあなたの運勢を掲載しました。コロナやインフルエンザの広がりも心配ですが、全国旅行支援などをうまく利用して足早に過ぎてゆく秋のひとときを満喫したいものです。

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